ピロリ菌の検査治療のご案内


ピロリ菌は、胃の中に感染し、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃がんと深い関係があると言われています。日本では、約6000万人がピロリ菌に感染していると考えられます。

 

慢性胃炎

日本で最も多くみられる胃の病気が慢性胃炎です。慢性胃炎は、胃粘膜にある胃液分泌腺が萎縮した状態であると定義されています。そのため胃酸の分泌が低下し、胃全体の働きが悪くなります。

食事、薬、アルコール、アレルギー、その他の病気(甲状腺機能低下症、糖尿病、鉄欠乏性貧血など)など、慢性胃炎の原因はさまざまです。

最近では、ヘリコバクター・ピロリという細菌が、慢性胃炎の発症や再発に深く関係していることが指摘されています。

 

胃がん

ピロリ菌を持っている人は、持ってない人に比べて胃がんのリスクを3~6倍高めます。

胃がんは胃に悪性腫瘍ができる病気で、胃がんで命を落とす人は、年間4万人とされ、男女ともに注意すべきがんの一つと言えるでしょう。

 

ピロリ菌が胃に感染しているかは、大変簡便な検査でできます。

さらに保険診療でピロリ菌を除菌することができます。胃の症状があり 、家族にピロリ菌を持っている方がいる場合、どうぞ遠慮せずご相談下さい。